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老
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よ
ふりがな文庫
“
老
(
よ
)” の例文
「二番目の兄が、この宿場の
在方
(
ざいかた
)
で、手習師匠をしておりまする。それへ身を寄せて、中風を養生しておりますが、もう
老
(
よ
)
る年のこととて」
大谷刑部
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
池を飛び越えて向うへ立ってスリの立ち廻りを見物していたそうで、私は、いつもながら、年は
老
(
よ
)
っても父の機敏なのに驚いたことであった。
幕末維新懐古談:42 熊手を拵えて売ったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
見ると一人の赤い帽子をかぶった年
老
(
よ
)
りの頑丈そうな百姓が革むちをもって怒って立っていました。
ポラーノの広場
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
平田というあの年の
老
(
よ
)
った教員、あれがもう老朽でしかたがないから、転校か免職かさせようと言っていたところに、ちょうど加藤さんからそういう話があるッて岸野君が言うもんだから
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
それでも頂上に着いてしまうとそのとし
老
(
よ
)
りがガラスの
瓶
(
びん
)
を出してちいさなちいさなコップについでそれをそのぷんぷん怒っている若い人に持って行って笑って拝むまねをして出したんだよ。
風野又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“老”の意味
《名詞》
(ロウ) 年をとること。また、年寄り。
(ロウ) 律令制で、61歳から65歳までの者の呼称。老丁。
《代名詞》
(ロウ) (古)老人が自分のことを卑下していう語。
(出典:Wiktionary)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
“老”を含む語句
老爺
老婆
老女
老母
老人
老媼
長老
老父
老夫
老翁
老嬢
老嫗
年老
老耄
老僕
老妻
老婢
老婦
老年
老酒
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