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羞
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はじら
ふりがな文庫
“
羞
(
はじら
)” の例文
清々しい朝の光のなかに、
羞
(
はじら
)
いを含んで見上げる顔は、沖田源左衛門の娘小房であった。しかも……意外なことには眉を
剃
(
そ
)
り歯を染めている。
おもかげ抄
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それは、
羞
(
はじら
)
いながらも、彼の
闖入
(
ちんにゅう
)
を許している微笑だった。彼の闖入というよりも、彼自身を許している微笑だった。
第二の接吻
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
とやや
羞
(
はじら
)
い気味に、幾分愁然と
上衣
(
コート
)
の内側を裏返して見せた。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
彼はいつものように少女のような
羞
(
はじら
)
いを見せた。
光り合ういのち
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
羞
(
はじら
)
いを含んで微笑しながら云う、勘兵衛は不機嫌に唇を結んだまま黙ってお笛の後から
跟
(
つ
)
いていった。
嫁取り二代記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
小浪は体いっぱいに
羞
(
はじら
)
いを見せて、ちらと兵馬のほうへ
眴
(
めまぜ
)
をした。
初午試合討ち
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
加代は
羞
(
はじら
)
いながら
土器
(
かわらけ
)
を手にした。
武道宵節句
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
羞
常用漢字
中学
部首:⽺
11画
“羞”を含む語句
羞恥
含羞
羞耻
嬌羞
羞明
含羞草
可羞
羞含
羞恥心
面羞
心羞
気羞
珍羞
羞痒
多羞
羞耻心
花羞
羞渋
羞恥家
羞顔
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