“花羞”の読み方と例文
読み方割合
はなはず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呼ばわりつつ追いかけて来る一騎の若武者があるので、趙雲が駒を止めてみると、まさに、花羞はなはずかしきばかりの美丈夫。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「芸は申すまでもない。したが、その上にもの花羞はなはずかしさよ。藤夜叉とやら、それ、纒頭はなをつかわすぞ」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「五人組のうちの、女ふたりは、何でも、母子おやこだそうでございますな。しかも、むすめは、花羞はなはずかしい年ごろの美人だそうで、それが、たいそうな人気になっておりますよ」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)