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羅綾
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らりょう
ふりがな文庫
“
羅綾
(
らりょう
)” の例文
瑠璃珊瑚
(
るりさんご
)
を
鏤
(
ちりば
)
めた金冠の重さに得堪えぬなよやかな体を、ぐったり勾欄に
靠
(
もた
)
れて、
羅綾
(
らりょう
)
の
裳裾
(
もすそ
)
を
階
(
きざはし
)
の中段にひるがえし、右手に大杯を傾けながら
刺青
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
裸体に、
被
(
かず
)
いて、大旗の下を行く三人の姿は、神官の目に、
実
(
げ
)
に、
紅玉
(
ルビイ
)
、
碧玉
(
サファイヤ
)
、
金剛石
(
ダイヤモンド
)
、真珠、珊瑚を星のごとく
鏤
(
ちりば
)
めた
羅綾
(
らりょう
)
のごとく見えたのである。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
羅綾
(
らりょう
)
の
袂
(
たもと
)
しぼりたまひぬ 秀
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
羅綾
(
らりょう
)
のたもとは
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
真
(
まこと
)
に相済まない、余計な処へ誘ったばかりで、何とも飛んだ目にお逢わせ申す、さぞ
身体
(
からだ
)
に触りましょう、汚させ、濡れさせ、
跣足
(
はだし
)
にさせ、夜露に打たせて……
羅綾
(
らりょう
)
にも堪えない
身体
(
からだ
)
を
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
羅
常用漢字
中学
部首:⽹
19画
綾
漢検準1級
部首:⽷
14画
“羅”で始まる語句
羅馬
羅紗
羅
羅刹
羅宇
羅漢
羅衣
羅列
羅甸
羅生門