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綴錦
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つづれにしき
ふりがな文庫
“
綴錦
(
つづれにしき
)” の例文
色古浜の着物、
綴錦
(
つづれにしき
)
の帯、目立たない派手好みに、帯留の孔雀石の青緑色が、しっくり付いていた。
操守
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
これは或る
綴錦
(
つづれにしき
)
を織る人があって、その人が困っているので寄附して、その人のパトロンのような人が買った。
尤
(
もっと
)
も鯰はあと二三尾彫っていて、その行先は分っている。
回想録
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
西陣の誇りとする「
綴錦
(
つづれにしき
)
」の如きはよい例といえましょう。豪華なまた高価な織物は
主
(
おも
)
にここの技であります。その
後
(
うしろ
)
にはどんなに貴重な伝統が流れているでありましょう。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
という意味は、この世に居る
吾等
(
われら
)
は
綴錦
(
つづれにしき
)
の裏側に住んでるようなもんじゃという意味です。
サレーダイン公爵の罪業
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
うしろから
翳
(
かざ
)
しかけた大傘の紋処はいわずと知れた金丸長者の
抱茗荷
(
だきみょうが
)
と知る人ぞ知る。
鼈甲
(
べっこう
)
ずくめの櫛、
簪
(
かんざし
)
に後光の
映
(
さ
)
す玉の
顔
(
かんばせ
)
、柳の眉。
綴錦
(
つづれにしき
)
の
裲襠
(
うちかけ
)
に銀の
六花
(
むつばな
)
の
摺箔
(
すりはく
)
。五葉の松の縫いつぶし。
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
綴
漢検準1級
部首:⽷
14画
錦
常用漢字
中学
部首:⾦
16画
“綴”で始まる語句
綴
綴方
綴込
綴糸
綴喜
綴織
綴字
綴文
綴合
綴音