トップ
>
継竿
>
つぎざお
ふりがな文庫
“
継竿
(
つぎざお
)” の例文
旧字:
繼竿
これなどはただ自分の名をいろいろと
小札
(
こふだ
)
に印刷して、それをできるだけ多くの
堂宮
(
どうみや
)
の戸や柱にはってあるくだけで、
刷毛
(
はけ
)
のついた
継竿
(
つぎざお
)
などを用意して
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
切るのだと解ったよ。それから
継竿
(
つぎざお
)
の一番先の細いのを用意して、太刀風と一緒に頭の上をかき廻したのさ
銭形平次捕物控:174 髷切り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
自分も釣の
往復
(
ゆきかえ
)
りに立寄って
顔馴染
(
かおなじみ
)
になっていたので、
岡釣
(
おかづり
)
に用いる竿の
継竿
(
つぎざお
)
とはいえ三
間半
(
げんはん
)
もあって長いのをその
度〻
(
たびたび
)
に携えて往復するのは好ましくないから
蘆声
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
かれは手甲脚絆の身軽な
扮装
(
いでたち
)
で、長い竹の
継竿
(
つぎざお
)
を持っていたが、その竿にたくさんの
鳥黐
(
とりもち
)
が付いているのを見て、それが鳥さしであることを半七はすぐに覚った。
半七捕物帳:15 鷹のゆくえ
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
れいの
凝性
(
こりしょう
)
で本式に腰蓑一つになって丈一の
継竿
(
つぎざお
)
をうち振りうち振り、はや他念のない模様である。
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
あれから、何度も船を出して、
鈎縄
(
かぎなわ
)
を下ろしてみたり、
継竿
(
つぎざお
)
に引っ掛を付けて、探ってみたりしたが、場所は、
生憎
(
あいにく
)
と思いのほか
水深
(
すいしん
)
があって、そんな楽な手段では揚りそうもなかった。
魚紋
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平次は勘六の持出した手燈の側へ、右手に持って居た三尺あまりの
継竿
(
つぎざお
)
の先を出しました。
銭形平次捕物控:174 髷切り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
継
常用漢字
中学
部首:⽷
13画
竿
漢検準1級
部首:⽵
9画
“継”で始まる語句
継
継母
継子
継目
継立
継娘
継布
継穂
継嗣
継合