“継穂”の読み方と例文
旧字:繼穗
読み方割合
つぎほ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人は肩を並べるように、中坂なかざか同朋町どうぼうちょうの方へ降りたのですが、妙に話の継穂つぎほを失って、しばらくは黙りこくっていたのでした。
とか池上は、話の継穂つぎほに困ったらしく、娘のわたくしには何の興味もない事柄を不揃いに喋ります。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
 (話に継穂つぎほがなく、二人は黙って烟草を吸っている。しものかたよりおつや、二十四五歳、熱海あたりの芸妓げいことおぼしき風俗にてづ。おつやはすこぶる威勢のいい女、少し酔っている。)
影:(一幕) (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)