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継穂
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つぎほ
ふりがな文庫
“
継穂
(
つぎほ
)” の例文
旧字:
繼穗
二人は肩を並べるように、
中坂
(
なかざか
)
を
同朋町
(
どうぼうちょう
)
の方へ降りたのですが、妙に話の
継穂
(
つぎほ
)
を失って、しばらくは黙りこくっていたのでした。
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
とか池上は、話の
継穂
(
つぎほ
)
に困ったらしく、娘のわたくしには何の興味もない事柄を不揃いに喋ります。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
(話に
継穂
(
つぎほ
)
がなく、二人は黙って烟草を吸っている。
下
(
しも
)
のかたよりおつや、二十四五歳、熱海あたりの
芸妓
(
げいこ
)
とおぼしき風俗にて
出
(
い
)
づ。おつやは
頗
(
すこぶ
)
る威勢のいい女、少し酔っている。)
影:(一幕)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
話の
継穂
(
つぎほ
)
を探そうと夢中になりながら
キャラコさん:06 ぬすびと
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
フラリとやって来た八五郎は、
襟
(
えり
)
の汗を拭いて、お先煙草を五六服、お茶をガブ呑みの、
継穂
(
つぎほ
)
もないお世辞を言うのでした。
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
お静はそれを迎えて、薄い座布団を出したり、七輪の下を
煽
(
あお
)
いだり、いそいそととりなしておりますが、話の
継穂
(
つぎほ
)
を失って、二人の客は暫らくは黙って潮時を待っております。
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
継穂
(
つぎほ
)
もなくヌッと出たのは、南部坂下屋敷の裏門を預かる
老爺
(
おやじ
)
、今まで手内職をしていたらしい
埃
(
ほこり
)
を払って、およそ
胡散臭
(
うさんくさ
)
そうにガラッ八の間伸びのした顔を眺めやるのでした。
銭形平次捕物控:025 兵糧丸秘聞
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
暫
(
しば
)
らくたって、
継穂
(
つぎほ
)
もなく余吾之介は口を切りました。
十字架観音
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
継
常用漢字
中学
部首:⽷
13画
穂
常用漢字
中学
部首:⽲
15画
“継”で始まる語句
継
継母
継子
継立
継目
継娘
継布
継嗣
継竿
継合