“つぎざお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
継竿75.0%
継棹25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分も釣の往復ゆきかえりに立寄って顔馴染かおなじみになっていたので、岡釣おかづりに用いる竿の継竿つぎざおとはいえ三間半げんはんもあって長いのをその度〻たびたびに携えて往復するのは好ましくないから
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かれは手甲脚絆の身軽な扮装いでたちで、長い竹の継竿つぎざおを持っていたが、その竿にたくさんの鳥黐とりもちが付いているのを見て、それが鳥さしであることを半七はすぐに覚った。
半七捕物帳:15 鷹のゆくえ (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
いつの程にか、継棹つぎざおも少年の手に畳まれて、袋に入って、紐までちゃんとゆわえてあった。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
継棹つぎざおの華奢を競ひて鮎仲間
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
この七本竹の継棹つぎざおなんぞ、私には勿体もったいないと思うたが、こういう時は役に立つ。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)