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絶入
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たえい
ふりがな文庫
“
絶入
(
たえい
)” の例文
実
(
げ
)
に
匂
(
にほひ
)
も
零
(
こぼ
)
るるやうにして彼は
浪
(
なみ
)
に漂ひし人の今
打揚
(
うちあ
)
げられたるも
現
(
うつつ
)
ならず、ほとほと
力竭
(
ちからつ
)
きて
絶入
(
たえい
)
らんとするが如く、
止
(
た
)
だ
手枕
(
てまくら
)
に横顔を支へて、力無き
眼
(
まなこ
)
を
瞪
(
みは
)
れり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
そして、
絶入
(
たえい
)
るばかりの息の下から、「平田、平田」と細い声で口走った。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「
誰
(
た
)
そ、早う……あ……もう、
絶入
(
たえい
)
るばかりじゃ。
誰
(
た
)
そ来てたもれ」
怪異黒姫おろし
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
弟は
早
(
は
)
や
絶入
(
たえい
)
るばかり。
蠅を憎む記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
われは
絶入
(
たえい
)
らむと。
エロディヤッド
(旧字旧仮名)
/
ステファヌ・マラルメ
(著)
“絶入”の意味
《名詞》
気絶すること。
(出典:Wiktionary)
絶
常用漢字
小5
部首:⽷
12画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“絶”で始まる語句
絶
絶間
絶頂
絶望
絶叫
絶巓
絶壁
絶々
絶念
絶対