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紙店
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かみや
ふりがな文庫
“
紙店
(
かみや
)” の例文
えゝ浅草の三筋町——俗に
桟町
(
さんまち
)
という所に、
御維新
(
ごいっしん
)
前まで甲州屋と申す
紙店
(
かみや
)
がござりました。
主人
(
あるじ
)
は先年みまかりまして、お杉という後家が
家督
(
あと
)
を踏まえて
居
(
お
)
る。
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
学校と露路を
間
(
あい
)
にして、これも
元禄
(
げんろく
)
年間に建った表町通りの
紙店
(
かみや
)
の荷蔵がある。その裏の何かを取りはらって空地が出来た時、どんなに児童たちはよろこんだかしれない。
旧聞日本橋:04 源泉小学校
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
机に
対
(
むか
)
つて、復た私は鉛筆の
尖端
(
さき
)
を削り始めた。今度の長物語を書くには、私は
本町
(
ほんまち
)
の
紙店
(
かみや
)
で幅広な方の
罫
(
けい
)
の入つた洋紙を買つて来て、堅い鉛筆でそれに記しつけることにして居る。
突貫
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「毎日」が先月
紙店
(
かみや
)
の払ひが出来なかつたので、今日から其日々々に一聯宛買ふさうだとか、職工が
一日
(
ついたち
)
になつても給料を払はれぬので、
活字函
(
ケース
)
を
転覆
(
ひつくらかへ
)
して家へ帰つたさうだとか云ふ噂が
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
“紙”で始まる語句
紙片
紙
紙幣
紙鳶
紙屑
紙燭
紙入
紙縒
紙袋
紙捻