“簡略”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんりゃく66.7%
かんりやく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほとんど同じ時刻に大巻夫婦も来た。それだけの顔がそろうと、みんなが狭い八畳の座敷に座蒲団を重ねあうようにして坐り、青木医師の肝煎きもいり簡略かんりゃく盃事さかすきごとをすました。
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
簡略かんりゃくな内容とみえ、一目に読んで、秀吉は、直後、衣笠久左衛門を見て答えた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宗助そうすけこの三四分間ふんかんはしたたがひ言葉ことばを、いまだにおぼえてゐた。それはたゞをとこたゞをんなたいして人間にんげんたるしたしみをあらはすために、りする簡略かんりやく言葉ことばぎなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)