トップ
>
簀
>
さく
ふりがな文庫
“
簀
(
さく
)” の例文
翌年壬午の秋毅堂は胃癌を患い、
枕
(
まくら
)
に伏すこと三旬あまり、その年の十月五日に
簀
(
さく
)
を
易
(
か
)
えた。享年五十八である。碑文に
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
簀
(
さく
)
を
易
(
か
)
え
机
(
き
)
を
按
(
お
)
き、花を
供
(
くう
)
し香を
焼
(
た
)
くような事は
僕婢
(
ぼくひ
)
の為すがままに任せていたが、僧を
喚
(
よ
)
び
柩
(
ひつぎ
)
に
斂
(
おさ
)
めることは、其命を下さなかったから誰も手をつけるものは無かった。一日過ぎ、二日過ぎた。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
厳師森夫子は
千朶山房
(
せんださんぼう
)
に
簀
(
さく
)
を
易
(
こ
)
えたまい又莫逆の友九穂井上君は飄然として道山に帰りぬ。爾来われは教を請うべき師長もなくまた歓び語るべき伴侶もなし。
「麻布襍記」叙
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
簀
漢検1級
部首:⽵
17画
“簀”を含む語句
葭簀張
葮簀張
竹簀
簀巻
簀戸
葦簀張
簀垂
葭簀掛
葭簀越
葭簀
生簀
簀子
葦簀
易簀
簀子縁
簀垣
簀捲
簀掻藁
葭簀垣
竹牀簀
...