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竝
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な
ふりがな文庫
“
竝
(
な
)” の例文
新字:
並
花にはあらで得ならぬ匂ひ、そよ吹く
風毎
(
かぜごと
)
に
素袍
(
すはう
)
の袖を
掠
(
かす
)
むれば、末座に
竝
(
な
)
み居る
若侍等
(
わかざむらひたち
)
の亂れもせぬ衣髮をつくろふも
可笑
(
をか
)
し。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
西多摩や
造酒屋
(
つくりざかや
)
は
門櫓
(
かどやぐら
)
いかしく高く、棟さはに倉建て
竝
(
な
)
め、殿づくり、朝日夕日の押し照るや、八隅かがやく。
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
あはれ、肩に懸けられし恩賜の御衣に一門の譽を擔ひ、
竝
(
な
)
み居る人よりは
深山木
(
みやまぎ
)
の楊梅と
稱
(
たゝ
)
へられ、枯野の小松と歌はれし其時は、人も我も誰れかは
今日
(
けふ
)
あるを想ふべき。昔は夢か今は
現
(
うつゝ
)
か。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
枝にゐて一羽はのぞく庭の霜雀つらつら
竝
(
な
)
みふくれつつ (一二〇頁)
文庫版『雀の卵』覚書
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
高野槙
喬
(
たか
)
く
竝
(
な
)
み立つ冬の
晴
(
はれ
)
君が御山にのぼり来にける (日瞻上人に)
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
洋
(
わた
)
越ゆと六騎が
伴
(
とも
)
は舟
竝
(
な
)
めて
勢
(
きほ
)
ひ
榜
(
こ
)
ぎ連れ矢声あげにし (鮟鱇組)
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
手うち索麪戸ごと掛け
竝
(
な
)
め日ざかりや関のおもてはしづけかりにし
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
駒
竝
(
な
)
めて兵還り來ず代々木よりただち本隊へ駈けにたるらし
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
駒
竝
(
な
)
めて兵還り来ず代々木よりただち本隊へ駈けにたるらし
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
日向べは木々の紅葉の過ぎぬれどまだあたたかし
莚
(
むしろ
)
敷き
竝
(
な
)
む
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
日向べは木々の紅葉の過ぎぬれどまだあたたかし
莚
(
むしろ
)
敷き
竝
(
な
)
む
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
植ゑ
竝
(
な
)
めてみどりすずしき下の田を畷も
畦
(
あぜ
)
も見のあをみつつ
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
植ゑ
竝
(
な
)
めてみどりすずしき下の田を畷も
畦
(
あぜ
)
も見のあをみつつ
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
日を
竝
(
な
)
べて、
夜
(
よ
)
を
竝
(
な
)
べて、かく歎けば
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
日を
竝
(
な
)
べて、
夜
(
よ
)
を
竝
(
な
)
べて、かく歎けば
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
追ひ押しに押しのぼり、み
楯
(
たて
)
竝
(
な
)
めぬ。
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
追ひ押しに押しのぼり、み
楯
(
たて
)
竝
(
な
)
めぬ。
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
竝
部首:⽴
10画
“竝”を含む語句
列竝
家竝
畝竝
竝行
居竝
竝立
門竝
日竝
軒竝
風竝
竝田
竝列
畦竝木
欅竝木
竝木
竝樹
竝波悉林
立竝
竝竹
足竝
...