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立還
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たちかへ
ふりがな文庫
“
立還
(
たちかへ
)” の例文
三年前神隱しに逢つて野州
二荒山
(
ふたらやま
)
の奧に居たといふ和泉守一子鐵三郎が江戸に
立還
(
たちかへ
)
り、改めて家督相續を願ひ出で、後見人永井平馬は
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
一寸
(
ちよつと
)
お待ち下さい、少し心当りがありますから。」と言ひ捨てゝ室を去つた。
暫時
(
しばら
)
くして
立還
(
たちかへ
)
り
空知川の岸辺
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
如此
(
かくのごと
)
き
輩
(
やから
)
を
出入
(
でいり
)
せしむる鴫沢の家は、
終
(
つひ
)
に不慮の
禍
(
わざはひ
)
を招くに至らんも知るべからざるを、と彼は心中
遽
(
にはか
)
に
懼
(
おそれ
)
を生じて、さては彼の恨深く
言
(
ことば
)
を
容
(
い
)
れざるを
幸
(
さいはひ
)
に、
今日
(
こんにち
)
は
一先
(
ひとまづ
)
立還
(
たちかへ
)
りて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「八犬伝」一篇を縮めて、馬琴の作意に
立還
(
たちかへ
)
らば、彼はこの大著作を二本の角の上に置けり。其一はシバルリイと儒道との混合躰にして、他の一は彼の確信より成れる因果の理法なり。
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
娘のお萬が非業に死んで、その打撃の重大さに押しのめされながら、それでも大家の支配人としての責任に目覺めて、辛くも事務的な心持に
立還
(
たちかへ
)
つたと言つた世にも痛々しい姿です。
銭形平次捕物控:132 雛の別れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
還
常用漢字
中学
部首:⾡
16画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞