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立腐
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たちぐさ
ふりがな文庫
“
立腐
(
たちぐさ
)” の例文
勇吉の後について、默つて行くと、三軒ある斷崖の上の茶店の一番奧、久しい前から
立腐
(
たちぐさ
)
れになつてゐる家の表戸を開けて
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
永代橋
(
えいたいばし
)
の
河下
(
かはしも
)
には旧幕府の軍艦が一艘商船学校の練習船として
立腐
(
たちぐさ
)
れのまゝに繋がれてゐた時分、同級の中学生といつものやうに
浅草橋
(
あさくさばし
)
の船宿から
小舟
(
こぶね
)
を借りてこの
辺
(
へん
)
を漕ぎ廻り
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
三軒が皆
行
(
ゆ
)
き
通
(
とお
)
しのようになっていて、その
中央
(
なか
)
の家の、
立腐
(
たちぐさ
)
れになってる畳の上に、木の
朽
(
く
)
ちた、
如何
(
いか
)
にも怪し気な
長持
(
ながもち
)
が二つ置いてある、
蓋
(
ふた
)
は開けたなりなので、気味
悪
(
わ
)
る
悪
(
わ
)
る
内
(
なか
)
を
覘
(
のぞ
)
いて見ると
怪物屋敷
(新字新仮名)
/
柳川春葉
(著)
永代橋の
河下
(
かわしも
)
には旧幕府の軍艦が一艘商船学校の練習船として
立腐
(
たちぐさ
)
れのままに繋がれていた時分、同級の中学生といつものように
浅草橋
(
あさくさばし
)
の船宿から
小舟
(
こぶね
)
を借りてこの
辺
(
へん
)
を
漕
(
こ
)
ぎ廻り
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
腐
常用漢字
中学
部首:⾁
14画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞