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窶然
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みすぼらし
ふりがな文庫
“
窶然
(
みすぼらし
)” の例文
剥出し
吠付
(
ほえつく
)
にぞお菊は驚き思はずも裏口の障子を
引明
(
ひきあけ
)
駈込
(
かけこま
)
んと
爲
(
する
)
に臺所に居たる男共
見咎
(
みとが
)
め誰だ/\と言ながら立出
窶然
(
みすぼらし
)
き姿を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
着
(
き
)
然
(
さ
)
も
窶然
(
みすぼらし
)
き姿にてお前に致せ母にせよ私しの家へ來られては内外の手前も面目なし此以後共に
格別
(
かくべつ
)
の御用もなきに御出は御無用と
厭
(
あく
)
まで
惡口
(
あくこう
)
を
吐散
(
はきちら
)
し
恥
(
はぢ
)
しむるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
せざればとて
此方
(
こなた
)
に於て如何共
爲
(
せん
)
術
(
すべ
)
なく樣子も
分
(
わか
)
らざれば若や
病死
(
びやうし
)
にても致されしや
假令
(
たとへ
)
夫にしてもお
蔦殿
(
つたどの
)
お菊共
約束
(
やくそく
)
あり
此方
(
このはう
)
の得意まで
任
(
まか
)
せ置し者なれば
是非
(
ぜひ
)
とも
迎
(
むか
)
ひは參るべし深く
案事
(
あんじ
)
られ
病氣
(
びやうき
)
にても
出
(
いで
)
ぬやうなし給へと
云紛
(
いひまぎ
)
らせども母は我が子の
窶然
(
みすぼらし
)
き
形容
(
なりかたち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
窶
漢検1級
部首:⽳
16画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“窶”で始まる語句
窶
窶々