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窶々
ふりがな文庫
“窶々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
やつやつ
80.0%
よぼよぼ
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やつやつ
(逆引き)
と
呟
(
つぶや
)
きつつ、提灯差附け
凝視
(
みつ
)
むれば、
身装
(
みなり
)
こそ
窶々
(
やつやつ
)
しけれ、
頸筋
(
えりすじ
)
の真白きに、
後毛
(
おくれげ
)
の
匂
(
におい
)
こぼるる風情、これはと吉造首を
捻
(
ひね
)
って、「しっかりせい。」襟よりずっと手を差入れ
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
連の一人は曾根の身内にあたる婦人で、
艶
(
つや
)
の無い束髪や
窶々
(
やつやつ
)
しいほど質素な服装などが早く夫に別れたらしい不幸な生涯を語っていた。今一人は肥え太った、口数のすくない女学生であった。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
窶々(やつやつ)の例文をもっと
(4作品)
見る
よぼよぼ
(逆引き)
やがてその臣と左の足に故障のある
窶々
(
よぼよぼ
)
した住職が出て来た時には、監物たちは本堂の前に立って内陣に
点
(
とも
)
った二三本の蝋燭の光に、大小の仏像の薄すらと浮いているのを眺めていた。
不動像の行方
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
窶々(よぼよぼ)の例文をもっと
(1作品)
見る
窶
漢検1級
部首:⽳
16画
々
3画
“窶”で始まる語句
窶
窶然
“窶々”のふりがなが多い著者
島崎藤村
泉鏡花
田中貢太郎