窶々よぼよぼ)” の例文
やがてその臣と左の足に故障のある窶々よぼよぼした住職が出て来た時には、監物たちは本堂の前に立って内陣にともった二三本の蝋燭の光に、大小の仏像の薄すらと浮いているのを眺めていた。
不動像の行方 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)