きはめ)” の例文
茶々風茶ちや/\ぷうちやたらば女は吾儕われの物ときはめてはゐるが手段にこまり其所で兄貴に相談に來たが趣向しゆかう無物なきものかと問はれて元益笑ひ出し世に自惚うぬぼれ瘡氣かさけのない者はないとぞ言にたがはずお光は未だ手に入ねば此婚禮こんれい破談はだんに成てもお主の方へ來るか來ねへか其所の所はわからぬが是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
自ら高き處に着座ちやくざなすやと不審に思ひつゝ立止れば此時越前守には先達て伊豆守殿役宅やくたくにては間も隔しゆゑもし見違もやせんと思ひしが今天一坊の面貌めんばう熟々よく/\るに聊か相違なければ彌々僞物に紛なしと見きはめしも未だ確なる證據なき故召捕めしとること叶はず如何にせんと思ひしが屹度して大音に天一坊下に居れ此賣主このばいす坊主ばうず餘人は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)