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ふりがな文庫
“
私
(
うち
)” の例文
「漢和何とかいうの引いたの。末っちゃんに考えてもらえって
私
(
うち
)
いうたのやけど、
義兄
(
にい
)
さんったらきかはらへんのや。いややなアそんな名?」
御身
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
「もう
良
(
え
)
え加減に、鎧みたいなもん着るのん止めときなはれ。
私
(
うち
)
拝むさかい、あんな暑くるしいもん着んといて。」
わが町
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「要らねえよ。——
私
(
うち
)
こんなもの。……旦那さん。——
旅行
(
たび
)
さきで無駄な銭を遣わねえがいいだ。そして……」
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私
(
うち
)
は心配やよって、さっきから入口の前をひとりで見張ってたくらいや。警官隊もとんとあきまへんわ。警戒の場所を離れたりして、だらしがおまへんわ。
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
滅茶滅茶にされたって、ひどく怨んでいるそうですが、それは無理ですよ。出羽屋の若旦那が、佐七の娘のお染より、
私
(
うち
)
のお民坊が好きなら、仕方がないじゃありませんか
銭形平次捕物控:044 お民の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「
私
(
うち
)
のグリーシュトカの方が、二つぐらい年上らしいね」とソフィヤが言った
女房ども
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「
私
(
うち
)
、知らん」
一九二七年春より
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
「
私
(
うち
)
が女学校の三年の時やつたで、金さんが六年の時やつたかしら、アそやそや、六年の時や、何んべんも来たのやろ?」
悲しめる顔
(新字旧仮名)
/
横光利一
(著)
「なんやこう、あんたに離れるのがいやで言うたみたいやけど、
私
(
うち
)
いままで毎日お祖父ちゃんの俥のタイヤに空気入れてたさかい、ポンプ押すのん上手やし。」
わが町
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「——
私
(
うち
)
、何も云えしまへん」
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「そんなこと知らんでどうする、末っちゃんは
私
(
あて
)
を子供見たいに思うてるのやな。何んでも知ってるえ
私
(
うち
)
ら。」
御身
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
「姉ちゃん、
私
(
うち
)
ちょっとも女専みたいな上の学校、行きたいことあれへん。
私
(
うち
)
かて働くわ。」
旅への誘い
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「
私
(
うち
)
おりかに
二銭丸
(
にせんだま
)
を綿で包んで臍の上へ載せて置けっていうといたんやが、まだしてたやろな?」
御身
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
「
私
(
うち
)
はリストのハンガリアンラプソデイ掛けようと思ってんのよ。浪花節なんか下品やわ」
俗臭
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「——
私
(
うち
)
に甲斐性がないさかいお祖父ちゃんも働かんならんのや」
わが町
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「それなら、あんたはん
抛
(
はふ
)
つといて
私
(
うち
)
ら行つて来ますえ。」
悲しめる顔
(新字旧仮名)
/
横光利一
(著)
「
私
(
うち
)
に甲斐性がないさかい、お祖父ちゃんも働かんならんのや」
わが町
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「さうやな、
私
(
うち
)
、金さんみたいな人嫌ひや。」
悲しめる顔
(新字旧仮名)
/
横光利一
(著)
「達磨は面壁九年やけど、
私
(
うち
)
は三年の辛抱で済むのや。」
旅への誘い
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「肝腎の
私
(
うち
)
に一寸も抱かしてくれはれしめへんねん」
わが町
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「あんた
私
(
うち
)
が好きやろ」
青春の逆説
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「あんた
私
(
うち
)
が好きやろ」
雨
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
“私”の意味
《人称代名詞》
(わたし、わたくし)一人称。
(出典:Wiktionary)
“私”の解説
私(し、わたくし)は、仕事場などの社会的集団の中における人間の属性と対比して、一個人としての属性を示すときに用いられる言葉である。
この意味における反対語は公(こう、おおやけ)である。例えば、「私用」は仕事に関係のない行動や物品を指し、「公用」はもっぱら仕事上の行動や仕事に用いる物品を指す。
(出典:Wikipedia)
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
“私”を含む語句
私等
私語
私達
私通
私生児
私共
私宅
私室
私娼
私部
私刑
私窩子
歇私的里
私娼窟
私曲
私家
私怨
私事
私淑
私方
...