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破傷風
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はしやうふう
ふりがな文庫
“
破傷風
(
はしやうふう
)” の例文
「少し調べたいが、
破傷風
(
はしやうふう
)
にでもなるといけないから、大急ぎで船を岸につけて、近くの醫者へ行くやうに、いづれ
詳
(
くは
)
しいことは後で——」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
醫者
(
いしや
)
は一
應
(
おう
)
見
(
み
)
なければ
分
(
わか
)
らぬといつて
五月蠅
(
うるさ
)
い
勘次
(
かんじ
)
に
返辭
(
へんじ
)
しなかつた。お
品
(
しな
)
の
病體
(
びやうたい
)
に
手
(
て
)
を
掛
(
か
)
けると
醫者
(
いしや
)
は
有繋
(
さすが
)
に
首
(
くび
)
を
傾
(
かたぶ
)
けた。それが
破傷風
(
はしやうふう
)
の
徴候
(
てうこう
)
であることを
知
(
し
)
つて
恐怖心
(
きようふしん
)
を
懷
(
いだ
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「もう元氣で、起き出さうとするのを、寢かして置くのに骨が折れます。もう
破傷風
(
はしやうふう
)
の心配もないさうですから」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「これは大變だ。併し
破傷風
(
はしやうふう
)
にしてもこんなに早く毒が廻る筈はない——吹矢を拜見」
銭形平次捕物控:011 南蛮秘法箋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「どうぞ御覽下さいまし、もう
破傷風
(
はしやうふう
)
の心配もないと思ひます」
銭形平次捕物控:181 頬の疵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“破傷風”の意味
《名詞》
傷口から体内に侵入した破傷風菌により中枢神経がおかされる感染症。
(出典:Wiktionary)
“破傷風”の解説
破傷風(はしょうふう、tetanus)は、破傷風菌を病原体とする人獣共通感染症の一つ。病原菌が産生する神経毒による急性中毒である。
(出典:Wikipedia)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“破”で始まる語句
破
破綻
破片
破目
破風
破壊
破落戸
破廉恥
破屋
破鐘