石走いはばし)” の例文
なお、「石走いはばしる垂水の水のしきやし君に恋ふらく吾がこころから」(巻十二・三〇二五)という参考歌がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
先づ衣桁いこうに在りける褞袍どてらかつぎ、夕冷ゆふびえの火もこひしく引寄せてたばこふかしゐれば、天地しづか石走いはばしる水の響、こずゑを渡る風の声、颯々淙々さつさつそうそうと鳴りて、幽なること太古の如し。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
み冬なり、石走いはばししたたりの、また雫くと。
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
石走いはばしる……
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
石走いはばしる水の音の
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
石走いはばしる水の音の
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)