石芋いしいも)” の例文
この以外にも石芋いしいも脂桃やにもも不喰梨くわずなしの類、この梨はかたくてとても喰われませぬとあざむいたら、それから後は喰うことの出来ぬ梨になったというような話は
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
駄目々々だめ/″\/″\、これはべられません。石芋いしいもです」と、くれるのがいやさに、そうつてうそきました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
待て待て、さきはま鍛冶屋かじやばんばじゃの、海鬼ふなゆうれいじゃの、七人御崎みさきじゃの、それから皆がよく云う、弘法大師こうぼうだいし石芋いしいもじゃの云う物は、皆仮作つくりごとじゃが、真箇ほんとの神様は在るぞ
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その中でも最も人のよく知っている例に、石芋いしいもといって葉は全く里芋の如く、その根は硬くて食べることの出来ない植物、または食わずなしといって、味も何もない梨の実などであります。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
石芋いしいも
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)