眞新まあたら)” の例文
新字:真新
東京とうきやうかね——番町ばんちやう——海水浴かいすゐよく避暑ひしよにくるひとはありませんかな。……この景氣けいきだから、今年ことし勉強べんきやうぢやよ。八疊はちでふ十疊じふでふ眞新まあたらしいので、百五十圓ひやくごじふゑんところひやく勉強べんきやうするですわい。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
暗い色の綺麗な新しい敷物と窓掛、心して選んだ陶器と青銅の古風な置物、眞新まあたらしい被覆、鏡、化粧臺用の化粧箱ドレッシングケース、などが、その目的に適つた。かうしたものは皆けば/\しくはなく、清新だつた。
ふつくりとした眞新まあたらしいつぼみひとた。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)