“相戻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいもと66.7%
あひもど33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しからばすなわち我が輩の所業、その形は世情と相反するに似たりといえども、その実はともに天道の法則にしたがいて天賦の才力を用ゆるの外ならざれば、此彼しひかんごう相戻あいもとることなし。
中元祝酒の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
政府は、果して論者と思想の元素をことにして、その方向まったく相反するものか。政府は、前にいえる廃藩置県以下の諸件をこころよしとせずして、論者の持張じちょうする改進の旨とまったく相戻あいもとるものか。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いれおき下され度凡五ヶ年もすぎ候はゞ私し事屹度きつと相戻あひもどりますれば何卒相替あひかはらず御世話おせわ下されたし尤とも此事は師匠存命ぞんめいの内にも度々相願あひねがひしかども師匠はわたくしをいつくしむの餘り片時へんじそばを離すを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)