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目容
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まなざし
ふりがな文庫
“
目容
(
まなざし
)” の例文
其生々として樂し氣なる明き
目容
(
まなざし
)
は思想生活の豐富なることを證明したり。口元に憂鬱なる陰影を見るは鋭敏なる感覺より來れるものなるべし。
佛蘭西人の観たる鴎外先生
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
春信が女はいづれも
名残
(
なごり
)
惜しき昼の夢より
覚
(
さ
)
めしが如き
目容
(
まなざし
)
して
或
(
ある
)
ものは
脛
(
はぎ
)
あらはに
裾
(
すそ
)
敷き乱しつつ
悄然
(
しょうぜん
)
として障子に
依
(
よ
)
りて雨
斜
(
ななめ
)
に降る池の
水草
(
みずくさ
)
を眺めたる
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
勿論何の事かわかりはしないが、会話はわたくしに関することであつたらしいのは、西洋婦人のわたくしを見る
目容
(
まなざし
)
と微笑と、母の態度とによつて推察せられた。
冬の夜がたり
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
寧
(
むしろ
)
それとなくわたくしの返事を促す為に遣われたもののようにも思われたので、わたくしは「そう……。」と答えかけた言葉さえ飲み込んでしまって、唯
目容
(
まなざし
)
で応答をした。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
閃
(
ひらめ
)
く
目容
(
まなざし
)
は
突
(
つ
)
とわが
方
(
かた
)
にそゝがれて
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
其のやさしき
目容
(
まなざし
)
は青空の如く澄み
偏奇館吟草
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論