白目しろめ)” の例文
「ああ、ここにあった。明日あすからこれをってはたらこう。」とあには、くわに、あらためてをかけようとしますと、くわは、ものすごい白目しろめあにをにらみました。
くわの怒った話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「また——知らん!」かの女は今度は天井の方へその白目しろめがちな目を向ける。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
おれはいやだ、ころすなんて。」と、子供こどもは、白目しろめして、父親ちちおやかおをにらみました。
縛られたあひる (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おじさんのかくは、すげえな。」と、三ちゃんは、白目しろめを、くるりとさせました。
こま (新字新仮名) / 小川未明(著)
おばあさんは白目しろめけて、かかりのものをながら
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)