生質せいしつ)” の例文
家に養ひ置わづかに兄弟二人の家内にして祿高ろくだか五百石を領し外に若黨わかたう二人下婢げぢよ一人中間小者共主從九人のくらしなり扨此喜内は學問を好み軍學武藝にも達し物がた生質せいしつなれば諸方より妻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ず右の女と夫婦ふうふになり小細工こざいくなどしてくらせしに生質せいしつ器用きようにて學問も出來其上醫道いだう心懸こゝろがけも有りしゆゑ森通仙もりつうせんと改名し外科げくわもつぱらとしてかたはら賣藥をひさぎ不自由もなく世を送りし中女子一人をまうけ名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)