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瓜實顏
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うりざねがほ
ふりがな文庫
“
瓜實顏
(
うりざねがほ
)” の例文
新字:
瓜実顔
「身上くらゐは潰し度くなりますよ。
瓜實顏
(
うりざねがほ
)
で眼が大きくて、鼻筋が通つて、口許が可愛らしくて、そりやもう——」
銭形平次捕物控:213 一と目千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
千登世は兩手を彼の肩にかけたまゝ、亂れ髮に
蔽
(
おほ
)
はれた蒼白い
瓜實顏
(
うりざねがほ
)
を胸のあたりに押當てて、
噦
(
しやく
)
りあげた。「ほんたうに苦勞させるわね。すまない……」
業苦
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
侍女
(
じぢよ
)
は
手
(
て
)
を
支
(
つか
)
えたまゝ、
色
(
いろ
)
の
淺黒
(
あさぐろ
)
い
瓜實顏
(
うりざねがほ
)
を
擡
(
もた
)
げて
答
(
こた
)
へた。
頬
(
ほゝ
)
にも
襟
(
えり
)
にも
白粉氣
(
おしろいけ
)
はなかつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
顏
(
かほ
)
は
色
(
いろ
)
の
淺黒
(
あさぐろ
)
い、
左
(
ひだり
)
の
眼尻
(
めじり
)
に
黒子
(
ほくろ
)
のある、
小
(
ちひ
)
さい
瓜實顏
(
うりざねがほ
)
でございます。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
少し
公卿眉
(
くげまゆ
)
で、柔かい鼻筋、鼻の下が短かくて、心持受け口で、端麗と言つても宜い、
輪廓
(
りんくわく
)
の正しい
瓜實顏
(
うりざねがほ
)
、笑ふと僅かに笑くぼが
淀
(
よど
)
んで、背は少し高い方——手足の
華奢
(
きやしや
)
な
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
お屋敷風とも町家風とも付かぬ、十八九の賢さうな
瓜實顏
(
うりざねがほ
)
、何處かお
侠
(
きやん
)
なところはありますが、育ちは良いらしく、相應に美しくも可愛らしくもあるうちに何となく品があります。
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
瓜
漢検準1級
部首:⽠
6画
實
部首:⼧
14画
顏
部首:⾴
18画
“瓜實”で始まる語句
瓜實