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珈琲店
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カフェー
ふりがな文庫
“
珈琲店
(
カフェー
)” の例文
「イギリスの家庭の美風は、
お茶時
(
ティータイム
)
で維持されている」「フランス人の機智は、
珈琲店
(
カフェー
)
(日本のカフェーとは違います)で培養される」
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
かう思つて、わたしはすぐ
傍
(
そば
)
にある小さい
珈琲店
(
カフェー
)
の
硝子戸
(
がらすど
)
をあけて
這入
(
はい
)
つた。場合が場合であるから、どんな
家
(
うち
)
でもかまはない。
赤い杭
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
途中で
珈琲店
(
カフェー
)
に立ち寄って朝食をした。彼はその自尊心にもかかわらず、フランス語を話す機会を少しも失うまいと心がけた。
ジャン・クリストフ:07 第五巻 広場の市
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
何処
(
どこ
)
の
珈琲店
(
カフェー
)
にもある
焦茶
(
こげちゃ
)
の薄絹を張った、細い
煤竹
(
すすだけ
)
の骨の、
帳
(
とばり
)
と
対立
(
ついたて
)
とを折衷したものが、外の出入りの目かくしになって、四鉢ばかりの
檜葉
(
ひば
)
や
槙
(
まき
)
の鉢植えが
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
途中で歩き
草臥
(
くたび
)
れて一、二度
珈琲店
(
カフェー
)
へ寄ったような気もすれば、そうでなかったような気もしていた。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
▼ もっと見る
その物腰をみるとチョット
珈琲店
(
カフェー
)
の女給さんみたいな気がして、手が握りたくなったが止した。
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
玄人
(
くろうと
)
の女をよく知ってる人で……そうじゃありませんか、盛岡のことだって、またその後のことだって、考えてごらんなさいな……そういう人で、相手が芸者だの……
珈琲店
(
カフェー
)
の女だのの場合に
野ざらし
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
彼は朝から物を食べていなかった。一歩ごとに
珈琲店
(
カフェー
)
へ出会ったが、中に立て込んでる群集を見ては、
気後
(
きおく
)
れがし嫌な心地になった。彼は巡査に尋ねかけた。
ジャン・クリストフ:07 第五巻 広場の市
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
巴里へ行きますと、沢山ある
珈琲店
(
カフェー
)
で、香り高い
珈琲
(
コーヒー
)
のコップを前に控え、人々はひと息、息を入れています。珈琲の
容器
(
いれもの
)
が柄の付いた縦に細長いシークなコップで、それに
吸管
(
ストロー
)
をつけて来ます。
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
珈
漢検1級
部首:⽟
9画
琲
漢検1級
部首:⽟
12画
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
“珈琲”で始まる語句
珈琲
珈琲茶碗
珈琲屋
珈琲沸
珈琲碗
珈琲卓
珈琲挽
珈琲皿
珈琲碾
珈琲館