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玉勝間
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たまかつま
ふりがな文庫
“
玉勝間
(
たまかつま
)” の例文
宣長は
玉勝間
(
たまかつま
)
で単にツユのことだと考証しているが、必ずしもそう一徹に
極
(
き
)
めずに味うことの出来る語である。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
島根県の西部海上、
石見
(
いわみ
)
高島の鼠の話が、
本居
(
もとおり
)
先生の『
玉勝間
(
たまかつま
)
』巻七に出ている。
此
(
この
)
島鼠多く、人をも害することあり、
或年
(
あるとし
)
浜田より人を
遣
(
つか
)
わし駆除せしめらるるも
効
(
こう
)
無
(
な
)
しとある。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
玉勝間
(
たまかつま
)
にも以下の文章あり。
もの思う葦:――当りまえのことを当りまえに語る。
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「
玉勝間
(
たまかつま
)
逢はむといふは誰なるか逢へる時さへ
面隠
(
おもがくし
)
する」(巻十二・二九一六)の例がある。「ものからに」は、「ものながらに」、「ものであるのに」の意。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
相嘗は
相饗
(
そうきょう
)
または
共饌
(
きょうせん
)
も同じ意で、神と人と同時に一つの食物を
摂取
(
せっしゅ
)
せられることとしか考えられぬが、是がもし『
玉勝間
(
たまかつま
)
』などの説くように、ただ
御相伴
(
ごしょうばん
)
という意味であったならば
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
玉勝間
(
たまかつま
)
逢
(
あ
)
はむといふは
誰
(
たれ
)
なるか
逢
(
あ
)
へる
時
(
とき
)
さへ
面隠
(
おもがく
)
しする 〔巻十二・二九一六〕 作者不詳
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
“玉勝間”の解説
玉勝間(たまがつま/たまかつま)は江戸時代の国学者、本居宣長の随筆。1005段よりなる。
(出典:Wikipedia)
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
勝
常用漢字
小3
部首:⼒
12画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“玉”で始まる語句
玉
玉蜀黍
玉鬘
玉葱
玉章
玉璽
玉菜
玉簾
玉藻
玉垣