“たまかつま”の漢字の書き方と例文
語句割合
玉勝間100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宣長は玉勝間たまかつまで単にツユのことだと考証しているが、必ずしもそう一徹にめずに味うことの出来る語である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
島根県の西部海上、石見いわみ高島の鼠の話が、本居もとおり先生の『玉勝間たまかつま』巻七に出ている。この島鼠多く、人をも害することあり、或年あるとし浜田より人をつかわし駆除せしめらるるもこうしとある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
玉勝間たまかつまにも以下の文章あり。
玉勝間たまかつま逢はむといふは誰なるか逢へる時さへ面隠おもがくしする」(巻十二・二九一六)の例がある。「ものからに」は、「ものながらに」、「ものであるのに」の意。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
相嘗は相饗そうきょうまたは共饌きょうせんも同じ意で、神と人と同時に一つの食物を摂取せっしゅせられることとしか考えられぬが、是がもし『玉勝間たまかつま』などの説くように、ただ御相伴ごしょうばんという意味であったならば
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
玉勝間たまかつまはむといふはたれなるかへるときさへ面隠おもがくしする 〔巻十二・二九一六〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)