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猿曳
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さるひき
ふりがな文庫
“
猿曳
(
さるひき
)” の例文
悪口
(
あっこう
)
吐
(
つ
)
くのに、(
猿曳
(
さるひき
)
め、)と云ったが、それで分った。けずり廻しとか、
摺古木
(
すりこぎ
)
とか、
獣
(
けだもの
)
めとかいう事だろう。大阪では(猿曳)と怒鳴るのかと思ったが。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
支那の
万暦
(
まんれき
)
年中、
毘陵
(
びりょう
)
に
猿曳
(
さるひき
)
の
乞児
(
こじき
)
があって、日々一
疋
(
ぴき
)
の
猴
(
さる
)
を
伴
(
つ
)
れて、
街坊
(
まち
)
に往き、それに技をさして銭を貰っていたが、数年の後にその金が集まって五六両になった。
義猴記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「兎も角、木賃宿の番頭に頼んで、
猿曳
(
さるひき
)
兄妹の隣の部屋へ泊めて貰いましたよ」
銭形平次捕物控:243 猿回し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
(もし、御寮人様、)と
熟
(
じっ
)
と顔を見て、(どうしましたら
宜
(
よろ
)
しいのでございましょう、)と
縋
(
すが
)
るようにして言ったか言わぬに、(
猿曳
(
さるひき
)
め、
汝
(
われ
)
ゃ、
婦
(
おんな
)
に、……畜生、)と
喚
(
わめ
)
くが
疾
(
はや
)
いか、
伸掛
(
のしかか
)
って
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“猿曳(猿まわし)”の解説
猿まわし(さるまわし、猿回し)とは、猿使いの口上や太鼓の音に合わせて猿が踊りや寸劇などを見せる大道芸の一種。猿飼、猿曳、猿舞、野猿まわしなどとも呼ばれている。
(出典:Wikipedia)
猿
常用漢字
中学
部首:⽝
13画
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
“猿”で始まる語句
猿
猿轡
猿臂
猿股
猿若町
猿楽
猿猴
猿蓑
猿公
猿廻