トップ
>
牛久
>
うしく
ふりがな文庫
“
牛久
(
うしく
)” の例文
男は、豊田の館の郎党のひとりで、
牛久
(
うしく
)
の
梨丸
(
なしまる
)
というまだ十七、八の小冠者である。むかし家に仕えていた乳母の末子であった。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
九年まえに行ったときは東京で式を済ませて式服のまま自動車を
牛久
(
うしく
)
、
土浦
(
つちうら
)
、
石岡
(
いしおか
)
、
柿岡
(
かきおか
)
と、秋晴の野を丘を走らせたから板敷山は越えない。かっきり暮れてから着いた。
加波山
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
この屋根の
箱棟
(
はこむね
)
には雁が五羽
漆喰
(
しっくい
)
細工で塗り上げてあり、立派なものでした(雁鍋の先代は
上総
(
かずさ
)
の
牛久
(
うしく
)
から出て
池
(
いけ
)
の
端
(
はた
)
で
紫蘇飯
(
しそめし
)
をはじめて仕上げたもの)。隣りに天野という大きな
水茶屋
(
みずぢゃや
)
がある。
幕末維新懐古談:19 上野戦争当時のことなど
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
……あらゆると
言
(
い
)
つて、「
此
(
これ
)
が
惠比壽
(
ゑびす
)
ビールの、
此
(
これ
)
が
麒麟
(
きりん
)
ビールの、
札幌
(
さつぽろ
)
の
黒
(
くろ
)
ビール、
香竄葡萄
(
かうざんぶだう
)
、
牛久
(
うしく
)
だわよ。
甲斐産
(
かひさん
)
です。」と、
活東
(
くわつとう
)
の
寢
(
ね
)
た
鼻
(
はな
)
へ
押
(
お
)
つつけて、だらりと
結
(
むす
)
んだ
扱帶
(
しごき
)
の
間
(
あひだ
)
からも
出
(
だ
)
せば
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
牛
常用漢字
小2
部首:⽜
4画
久
常用漢字
小5
部首:⼃
3画
“牛久”で始まる語句
牛久保
牛久在
牛久沼