無我夢中むがむちゆう)” の例文
旦那だんなさまだとて金滿家きんまんか息子株むすこかぶ藝人げいにんたちに煽動おだてられて、無我夢中むがむちゆうかれつとはことちがふて心底しんそこおもしろくあそんだのではありますまい、いはゞ疳癪かんしやくおさへ、らしといふやうなわけ
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これではまつた證人しようにん元氣げんきづかうはづがありませんでした、ぱりぶる/\ふるへながら、氣遣きづかはしげに女王樣ぢよわうさまはうましたが、やがて無我夢中むがむちゆうで、つて茶腕ちやわん牛酪麭麺バターぱん間違まちがへて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)