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滞
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とどこおり
ふりがな文庫
“
滞
(
とどこおり
)” の例文
旧字:
滯
葬列は
滞
(
とどこおり
)
なく、彼が家の隣の墓地に入った。此春墓地拡張の相談がきまって、三
畝
(
せ
)
余
(
あま
)
りの小杉山を
拓
(
ひら
)
いた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
変に物干ばかり新しい、妻恋坂下へ落ちこぼれたのも、洋服の
月賦払
(
げっぷばらい
)
の
滞
(
とどこおり
)
なぞから
引
(
ひっ
)
かかりの
知己
(
ちかづき
)
で。
木の子説法
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
伯爵家では郵便が来る度に、跡継ぎの報告を受け取って、その旅行の
滞
(
とどこおり
)
なく
捗
(
はかど
)
って
行
(
ゆ
)
くのを喜び、また自分達の計略の図に当ったのを喜んでいる。
金
(
かね
)
は随分掛かる。しかし構わない。
世界漫遊
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ユリウス・ダビット
(著)
水馬
(
みずすまし
)
がつういつういと、泳いでいる、そのおもてには、水々しい大根を切って落したような雲が、白く浮いている、梓川の水は、大手を切って、気持のいいように、何の
滞
(
とどこおり
)
もなく、すうい
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
彼は
却
(
かえ
)
って
面喰
(
めんくら
)
った。だがその場の
滞
(
とどこおり
)
を流すように
売春婦リゼット
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
滞
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“滞”を含む語句
滞在
凝滞
停滞
渋滞
滞在中
滞留
遅滞
滞陣
沈滞
結滞
無滞
萎靡沈滞
血滞
鬱滞
礙滞
疑滞
無遅滞
潴滞
滞米
滞留中
...