“源平藤橘”の読み方と例文
読み方割合
げんぺいとうきつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれはただ平家へいけの天下は、ないにかぬと云っただけじゃ。源平藤橘げんぺいとうきつ、どの天下も結局あるのはないにかぬ。この島の土人を見るがい。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「読めなくってよ、いろはにほへとから源平藤橘げんぺいとうきつ、それから三字経さんじきょう千字文せんじもん、四書五経の素読そどくまで俺らは習っているんだ」
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
古くから文武の士の間には、源平藤橘げんぺいとうきつの四姓があるが、源氏も平氏も藤原氏もたちばな氏も、みなその用と功によって、朝廷から命ぜられたもので、何も、末代まで四姓に限る必要はない。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)