“遠藤平吉”の読み方と例文
読み方割合
えんどうへいきち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おい、四十面相、本名は遠藤平吉えんどうへいきちだな。きみは、せっかく脱獄したかと思ったら、もうつかまってしまったじゃないか。すこし、おいぼれたようだな。」
奇面城の秘密 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「ああ、明智さん、わしには思いだせません。十五年まえの遠藤平吉えんどうへいきちは、こんな顔ではなかった。しかし、こいつは、変装の名人だから、どんな顔にでもなれるのでしょう。いまのこいつの顔は、一年まえのわしと、そっくりです。」
サーカスの怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)