「おい、四十面相、本名は遠藤平吉だな。きみは、せっかく脱獄したかと思ったら、もうつかまってしまったじゃないか。すこし、おいぼれたようだな。」
「ああ、明智さん、わしには思いだせません。十五年まえの遠藤平吉は、こんな顔ではなかった。しかし、こいつは、変装の名人だから、どんな顔にでもなれるのでしょう。いまのこいつの顔は、一年まえのわしと、そっくりです。」
“遠藤平吉(怪人二十面相)”の解説
怪人二十面相(かいじんにじゅうめんそう)は、江戸川乱歩の創作した架空の大怪盗。同じく江戸川乱歩の作品の数々に登場する名探偵明智小五郎や、彼の助手・小林少年と彼率いる少年探偵団がライバルとなっている。日本人で、本名は遠藤平吉(えんどう へいきち)。
黒マントにタキシード、黒いアイマスク が二十面相の有名なイメージだが、これは「少年倶楽部」の挿し絵に描かれた姿であり、映画やドラマではたびたび採用されるが、乱歩の原作中に登場したことは一度もない。
(出典:Wikipedia)
黒マントにタキシード、黒いアイマスク が二十面相の有名なイメージだが、これは「少年倶楽部」の挿し絵に描かれた姿であり、映画やドラマではたびたび採用されるが、乱歩の原作中に登場したことは一度もない。
(出典:Wikipedia)