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深翠
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ふかみどり
ふりがな文庫
“
深翠
(
ふかみどり
)” の例文
その
中
(
うち
)
も心の
急
(
せ
)
く、山はと見ると、
戸室
(
とむろ
)
が低くなって、この医王山が
鮮明
(
あざやか
)
な
深翠
(
ふかみどり
)
、肩の上から下に
瞰下
(
みおろ
)
されるような気がしました。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
池は小さくて、武蔵野の
埴生
(
はにゅう
)
の小屋が今あらば、その
潦
(
にわたずみ
)
ばかりだけれども、
深翠
(
ふかみどり
)
に
萌黄
(
もえぎ
)
を
累
(
かさ
)
ねた、水の古さに藻が暗く、取廻わした石垣も、草は枯れつつ
苔
(
こけ
)
滑
(
なめらか
)
。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
葉桜の
深翠
(
ふかみどり
)
したたるばかりの頃に候へば、舞台の上下にいや
繁
(
しげ
)
りに繁りたる桜の葉の
洩
(
も
)
れ
出
(
い
)
で候て、舞台は薄暗く、
緋
(
ひ
)
の毛氈の色も黒ずみて、もののしめやかなるなかに
凱旋祭
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“深翠”の意味
《名詞》
濃い緑色。
(出典:Wiktionary)
深
常用漢字
小3
部首:⽔
11画
翠
漢検準1級
部首:⽻
14画
“深”で始まる語句
深
深山
深傷
深淵
深更
深切
深川
深夜
深々
深沈