“ふかみどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:フカミドリ
語句割合
深緑40.0%
深碧30.0%
深翠30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(しんと 深緑ふかみどりが まなこほそめる未明の庭に)
独楽 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
朝曇り後晴れて、海のように深碧ふかみどりいだ空に、昼過ぎて、白い雲がしきりにちぎれちぎれに飛んだ。其が門渡とわたる船と見えている内に、暴風あらしである。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
池は小さくて、武蔵野の埴生はにゅうの小屋が今あらば、そのにわたずみばかりだけれども、深翠ふかみどり萌黄もえぎかさねた、水の古さに藻が暗く、取廻わした石垣も、草は枯れつつこけなめらか
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)