消光くらす)” の例文
掲げ其中より取出とりいだしたる柳樽やなぎだる家内かない喜多留きたるしるしゝは妻をめとるの祝言にやあさ白髮しらがとかい附しは麻の如くにいとすぐとも白髮しらがまで消光くらすなる可し其のほかするめ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
廿年つとめられ只今以て三人扶持ふちづつ參る故しづか消光くらすのが望みなりとて馬喰町馬場に隱居して居給ふと委細ゐさいはなしけるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とり其上彦兵衞より請取うけとりし金もあれば不自由なく消光くらすつけ本夫をつと開運かいうんをぞ祈りける偖彦兵衞は江戸の知己ちかづき便たよりて橋本町一丁目の裏店うらだなかり元來ぐわんらいおぼえたる小間物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)