“浮織”の読み方と例文
読み方割合
うきおり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
タルターロびとまたはトルコ人の作れるきぬ浮織うきおり裏文表文うらあやおてあやにだにかく多くの色あるはなく、アラーニエのはたにだに 一六—
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
見るとそれは、ところどころ火に焦がされた女の被布ひふ浮織うきおり唐草の江戸紫は、まぎれもなく、お綱の着ていたものである。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
豐岡とよをかからあひだ夕雲ゆふぐも低迷ていめいして小浪さゝなみ浮織うきおりもんいた、漫々まん/\たる練絹ねりぎぬに、汽車きしやまどからをのばせば、あし葉越はごしに、さはるとれさうなおもひとほつた。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)