トップ
>
泣止
>
なきや
ふりがな文庫
“
泣止
(
なきや
)” の例文
きゃんきゃんきゃん、クイッ、キュウ、きゃんきゃんきゃん、と
断々
(
きれぎれ
)
に、声が細って
泣止
(
なきや
)
まない。
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お繁はまた母に抱かれたまま泣出して、乳を
宛行
(
あてが
)
われても、
揺
(
ゆす
)
られても、
泣止
(
なきや
)
まなかった。お雪は
持余
(
もてあま
)
した。仕方なしにお繁を
負
(
おぶ
)
って、窓の側で
起
(
た
)
ったり坐ったりした。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「さあ、もう可いからお泣きでないよ。おお、
泣止
(
なきや
)
みましたね、
好
(
い
)
い
児
(
こ
)
好い児。何を御褒美に上げようかしら、ああ
良
(
い
)
い
品
(
もの
)
があったっけ、
姉様
(
ねえさん
)
とさあ一所に
光来
(
おいで
)
。」と手を
曳
(
ひ
)
きて家に
入
(
い
)
り
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
泣
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
止
常用漢字
小2
部首:⽌
4画
“泣”で始まる語句
泣
泣面
泣出
泣腫
泣々
泣声
泣言
泣音
泣聲
泣叫