“気散”の読み方と例文
読み方割合
きさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暇(ひま)さえあればその事の外(ほか)に余念もなく、ある時は運動がてら、水撒(みずまき)なども気散(きさん)じなるべしとて、自ら水を荷(にな)い来りて、切(せつ)に運動を勧めしこともありき。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
いかにつまらない事務用の通信でも、交通遮断(しゃだん)の孤島か、障壁で高く囲まれた美しい牢獄(ろうごく)に閉じこもっていたような二人に取っては予想以上の気散(きさん)じだった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
それがうまく行ったら、僕は一台車を買込むつもりだ。そして、自分で運転して、気散(きさん)じな自動車放浪をやるつもりだ。自動車放浪という気持ちが、君は分るかね。
虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)