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毒酒
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どくざけ
頼光はさっそく
綱にいいつけて、さっき
神様から
頂いた「
神の
方便鬼の
毒酒」を
出して、
酒呑童子の
大杯になみなみとつぎました。
それを
見ると、
酒呑童子も、
手下の
鬼たちも、おもしろそうに
笑いながら、すすめられるままに、「
神の
方便鬼の
毒酒」をぐいぐい
引き
受けて、いくらでも
飲みました。
わたくしどものこのお
酒は、「
神の
方便鬼の
毒酒」という
不思議なお
酒で、
人間が
飲めば
体が
軽くなって
力がましますが、
鬼が
飲めば
体がしびれて、
通力がなくなってしまって、
切られても