“母子共”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おやことも50.0%
ぼしとも50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父は主計官としてだいぶ好い地位にまでのぼった上、元来が貨殖かしょくの道に明らかな人であっただけ、今では母子共おやことも衣食の上に不安のうれいを知らない好い身分である。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御調べの程ひとへに御願ひ申上ますと申立ければ越前守殿いなとよ願ひ人光其は容易ようゐならざる事件ことがらなれば胡亂うろんなる儀は取上には成らぬぞとく了簡れうけんして申立よ差添さしそへ店請たなうけ人清右衞門其方儀は八ヶ年以前右の事柄ことがら心得居るや又如何なるえんにて母子共ぼしとも世話致し居りしやと尋問たづねありしかば清右衞門つゝしんでおそながら道十郎は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)