“歩割”の読み方と例文
読み方割合
ぶわり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかほど抱主かかえぬし歩割ぶわりを取られても、自分一人では使い切れないくらいで、三年の年季の明ける頃には鏡台や箪笥も持っていたし、郵便局の貯金も万以上になっていたが、帰るべき家がないので
吾妻橋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
いかほど抱主かゝへぬし歩割ぶわりられても、自分じぶん一人ひとりでは使つかれないくらいで、三ねん年季ねんきけるころには鏡台きやうだい箪笥たんすつてゐたし、郵便局いうびんきよく貯金ちよきんまん以上いじやうになつてゐたが、かへるべきうちがないので
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)