“此辺(こゝら)” の例文
旧字:此邊
文「それは御親切な事で、併し今も亭主から聞きましたが、大分此辺(こゝら)に盗人(ぬすびと)が居って、婦人などを勾引(かどわか)すとか申しますが、全く左様な事があるのでございましょうか」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
確(しか)とお請合(うけあい)は出来ませぬが、まア此辺(こゝら)は天領でござんしてな、存外御政治も行届(ゆきとゞ)いて居りやすから、そんな事アありそうもござんせぬ、何(なん)なら舟人(ふなびと)を頼んで上げましょうかね
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
花「悪い奴じゃ、こんな村境(むらざかい)の処へ出やアがって追剥(おいはぎ)をしやアがって悪い奴じゃ、今度(こんだ)此辺(こゝら)アうろ/\しやアがると打殺(ぶちころ)すぞ、いや後(うしろ)に誰(た)れか居やアがるな、此奴(こいつ)組付(くみつい)て居やアがったか」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
惣「此辺(こゝら)に癪に利く薬でだらすけという様な薬は何処(どこ)で売って居(おり)ますか」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
山「そんな事をいわずに釣って見な、此辺(こゝら)の魚はまた違うから」